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『十六の墓標』 / 永田洋子


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十六の墓標 上―炎と死の青春
永田洋子
彩流社 1982-01






あさま山荘事件を起こした連合赤軍女性幹部の獄中手記。主に連合赤軍が山岳アジトで行ったリンチ殺人事件の事実詳細について証言されている。


この本を図書館で借りた日の夕方、日本赤軍の重信房子が逮捕されたニュースを聞いた。あまりの偶然に大変驚いた。


一言で言ってあまりに不毛な本だと思う。自分たちが仲間殺しに至る過程をただひたすら語り続けるのである。しかし不毛さは感じても無機質さは感じない。この辺がどうも連合赤軍にはシンパシーを感じてもオウム真理教には何の興味も持たないことの由縁のような気がする。


「総括」という不気味な言葉のもとに多くの仲間を殺した後、著者が引き受けることになった贖罪の運命はリンチ殺人同様、あまりにも過酷で波乱に満ちている。


そもそも彼らはベトナム反戦から出発して、幼稚な社会観ながらも人々を救うという革命の幻想に突き動かされた結果、連合赤軍に辿り着いた。その結果が仲間殺しであったことには第三者が事件を概観する以上にやりきれない哀切感を覚える。






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十六の墓標 上―炎と死の青春十六の墓標 上―炎と死の青春
(1982/01)
永田 洋子



十六の墓標 下―炎と死の青春十六の墓標 下―炎と死の青春
(1983/01)
永田 洋子



続 十六の墓標続 十六の墓標
(1990/02)
永田 洋子



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