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Talking Heads / Sand in The Vaseline


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Talking Heads /  ”Sand in The Vaseline” / 1992

 





自分が創作したり批評したりする感性に非常に影響を受けたグループだ。


NYパンクとして現れたバンドだったが、NYロックの系統には当てはまらなかったグループだった。


機械仕掛けのようなトリッキーなギターサウンド、アヒルのような動きでフロントを演出しソウルフルが痙攣したようなボーカルのデビッド・バーン。アメリカ中西部のティーンのようなメンバーのステージファッション。人を食ったようなバンド名とシンクロするような歌詞。都市の孤独から導き出される静かな狂気やカオスを表現してもヴェルヴェッツやそのフォロワーであるテレヴィジョンのようにあからさまに暴力的ではない。どこかそういったカッコよさをカッコ悪い立場から傍観するような諧謔精神があった。そういった頭の部分のインテリジェンスと肉体的に痙攣する部分をはじき出すファンキーな音楽性があった。


この作品は90年代に入ってバンド活動中止直後に出した2枚組みベスト盤。


インテリジェンスな鋭角的な知性とボディに来るファンクを昇華させようとした初期、アフリカンリズムを獲得してそれをまた解体していく試行錯誤の80年代前半、初期のシンプルなバンドスタイルに立ち戻り、メロディアスな楽曲でPOPを充実させていった80年代後半、ブラジル音楽への系統を見せ新しいリズムへの模索を始めた歳晩期。


さまざまな変遷と試行錯誤を経たグループの軌跡であったが、そこには知性を知性として突き放す批評的な諧謔性と、その脳の部分を肉体的なリズムで拮抗させる、知性に対して内省的な姿勢を体現できるアートの表現形式が一貫して貫かれていた。このバンドがインテリジェンスであることの証左だろう。


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(2000/04/26)
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慢性鬱状態で活字を追うのは苦痛です。
電気ショック療法を受けたみたいに、
直前に読んだページの内容を忘れます。

思春期の衝動が、ハードロックに向かうか、
パンクに向かうかで、
人間の感性って分かれ道になるみたいですね。
自分はパンクでした。

たけしの映画より、
村川透のブルーがきれいです!
村西とおるのサイト、いいです!


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